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副鼻腔炎

2008 - 05/30 [Fri] - 01:37

 副鼻腔の炎症疾患を総称したもので、急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎、副鼻腔炎真菌症、アレルギー性鼻・副鼻腔炎に分類される。

疫学 従来の細菌感染を主体とした副鼻腔は軽症化あるいは現象しているが、アレルギー性鼻炎患者においてアレルギー性鼻・副鼻腔炎の存在が多くなっている。

成因と病態生理 副鼻腔には、上顎洞、篩骨洞、蝶形骨洞、前頭洞が存在するが、副鼻腔炎ではこれらの一部あるいは全部に炎症を生じる。急性副鼻腔炎は、多くの場合、急性鼻炎・上気道炎に続いて発症し、膿性鼻漏、鼻閉のほか、頬部痛、歯痛、頭痛などの症状を伴う。慢性副鼻腔炎では、副鼻腔粘膜に浮腫や繊維化による肥厚があり、副鼻腔自然口を介した自然治癒過程の障害と炎症の慢性化が生じている。

症状 鼻漏、鼻閉、嗅覚障害、頭痛、頭重感、頬部痛、発熱などがある。

診断 鼻内所見として粘膜の腫脹と色調の変化、中鼻道に分泌物貯留などがあり、X線検査所見、細菌学的検査、アレルギー検査などで診断する。

治療 急性副鼻腔炎には、抗菌薬、粘液溶解薬、消炎酵素薬を加えた薬物療法が大切であり、これに局所療法を組み合わせて治療する。
 慢性副鼻腔炎の治療には、薬物、局所療法、手術を適宜組み合わせて行う。

経過・予後 最近では内視鏡下鼻内手術が行われ、副鼻腔の粘膜を保存しながら、より生理的な状態での治癒を目指すものであり、手術に伴う患者の負担は軽減している。

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アレルギー性鼻炎

2008 - 05/26 [Mon] - 18:28

アレルギー性鼻炎
 発作性反復性のくしゃみ、水溶性鼻汁、鼻閉を特徴とすつ鼻粘膜の即時型アレルギー性疾患である。
疫学 有病率は12~15%と推定される。1960年代の有病率は6~7%だったので、30数年前と被殻し約2倍に増加している。

成因と病態生理 ダニや花粉などの吸入性抗原が鼻粘膜肥満細胞上でIge抗体と反応を起こしアレルギーの引き金となる。 肥満細胞からヒスタミンなどのケミカルメディエーターが遊離される。ヒスタミンは感覚神経を刺激してくしゃみを起こし、副交感神経を介する反射により鼻漏過多を生じさせる。また、間質浮腫および容積血管の拡張により鼻閉が起こる。

症状 くしゃみ、水溶性鼻汁、鼻閉が反復性に起きる。鼻症状のほかに眼異物感、瞼腫脹感、流涙などの眼症状を合併する。

診断 特有な症状のある患者に鼻汁好酸球検査、抗原検索(皮膚テスト、血清IgE抗体定量、鼻粘膜誘発テストなど)を行って診断する。

治療 できるだけ抗原を回避することが重要である。特異的減感作業方(免疫療法)、抗アレルギー薬を用いた薬物療法、局所ステロイド薬投与などを行い、薬物療法が困難な場合や向こうな場合には、電気凝固法、下鼻甲介粘膜切除手術などの手術療法もおこなわれる。

経過・予後 感知がむづかしい慢性疾患であり、病期や治療に対する理解が得られるように患者とのコミュニケーションをよくしQOLの改善を目指すことが大切である。

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突発性難聴

2008 - 05/22 [Thu] - 20:27

突発性難聴 

 原因不明に突発発症する感音難聴を総称して突発性難聴という。

疫学 年間に約2万人が突発性難聴の診断を受けている。

成因と病態生理 突然の感音難聴の原因として、頭部外傷、気圧外傷、ウィルスや細菌の感染、内耳性血流障害、聴神経腫瘍などがある。またスキューバダイビングによる内耳気圧外傷による急性感音難聴が増加している。

症状 突然に難聴が発生し、高度の感音難聴である。耳鳴り・眩暈(めまい)を伴うこともある。

診断 詳細な問診のあと、耳鼻咽喉の観察、聴力検査、画像検査を行う。流行性耳下腺炎(ムンプス)で急性の高度感音難聴が起こることがあり、血清ムンプス抗体値検査が有用な場合がある。

治療 安静と内耳の循環改善を目標とする。安静は身体だけでなく、心の安静と音に対する安静が必要である。抗ウィルス薬や高気圧酸素治療も試みられる。

経過・予後 発症から2週間以内に治療を開始すれ聴力改善の可能性がある。1ヶ月を過ぎると改善の可能性は低い。

中耳炎

2008 - 05/16 [Fri] - 22:24

 中耳腔粘膜の炎症病態をいう。急性化膿性炎症を起点として、炎症の遷延・反復と中耳腔の形態的あるいは機能的特徴により種々の慢性の病態を示しやすい。

疫学 経耳管感染によることが多く、小児(とくに2歳以下)に多い。通常、上気道感染に続発するため冬季に多い。

成因と病態生理 起因菌としてはインフルエンザ菌と肺炎球菌が多く、続いてモラクセラ・カタラーリスがある。航空機登場など圧の変化などによる非感染性のこともある。

症状  耳痛、発熱が主な症状で、耳漏を伴うこともある。耳痛を訴えることはできない幼児期では、不機嫌、夜鳴き、しきりに耳に手をやる、原因不明の発熱などに十分留意する。

診断 鼓膜の発作、膨隆、鼓室内貯留液など鼓膜所見で診断できる。

治療 抗菌薬を投与、点耳する。

経過・予後 急性内耳炎では抗菌薬の投与により数日で軽快し、2週間以内には鼓膜所見も改善する。

メニエール病

2008 - 05/16 [Fri] - 19:49

メニエール病
 耳鳴り、難聴を伴う回転性の眩暈発作(げんうんほっさ)が反復する病態で、1861年にメニエールによって報告された。

疫学 人口10万人当たり15人の有病率である。

成因と病態生理 内耳の内リンパ水腫が原因とされる。内リンパ腫は、内耳の循環障害によるとする節が有力で、感染後、外傷後、自己免疫疾患などでもみられる。また種々の外因、内因によっても発症し、ストレス病の一種とも考えられている。

症状 一側性の難聴、耳鳴り、眩暈発作が主な症状で、これらが関連して反復して現れる。吐き気、嘔吐、冷や汗を伴うこともある。

診断 耳鳴り、難聴、眩暈(めまい)があり、聴力検査では中・低音域で感音難聴を示す。眼振検査で発作時に水平回線混合性の眼振があり、温度眼振検査では患側耳の刺激で軽度ないし中等度の反応低下がある。

治療 急性期には安静臥床とし、嘔吐や眩暈に対して対症療法を行う。発作予防には精神安定薬や循環改善薬を投与する。発作が頻回の場合や薬物療法に抵抗性の場合には手術療法を行う。

経過・予後 メニエール病の1回の発作は比較的短く1週間以内である。発作は反復し、次第に難聴が進行する。

眼精疲労

2008 - 05/16 [Fri] - 17:28

 頭痛、眼痛、眼の疲れなどを訴える不定愁訴症候群を眼精疲労と呼ぶ。

疫学 近年はコンピューター画面を見る仕事が急増しているため、眼精疲労を訴える人の数は増大してる。(VDT症候群)。
成因と病態生理 眼科疾患として屈折異常、調節障害、輻湊障害、ドライアイ、緑内障などがある。そのほかVDT症候群など、生活環境や作業環境が悪い場合も原因となる。

症状 視力低下、目が重い、眼がかすむ、頭が重い、眼が痛い、頭が痛い、吐き気がするなど多彩である。
診断 まず年齢、作業環境などを聴取して患者の背景を知る。そのうえで屈折検査、調節検査、輻輳検査、斜視検査、眼圧検査、涙液分泌量検査などを行う。

治療 老視の初期症状としての眼精疲労の場合には近用眼鏡をかける。ドライアイには人口涙液を点眼する。眼位の以上がある場合には、プリズム眼鏡を装用したり、斜視手術を行う。

 VDT症候群に対しては、1時間に2~3分は眼を休め、疲労を蓄積しないように指導するとともに、作業環境の整備(画面からの距離を十分とる、画面への室内光の写りこみをなくすなど)を整えるようにする。時々遠方をみることも有効な場合がある。

緑内障

2008 - 05/16 [Fri] - 16:59

緑内障(英glaucoma)

 眼圧が更新して視神経が障害され、視野障害がさらに進行すると失明にいたる一連の疾患群である。ただし、最近では眼圧が高くない緑内障のあることもわかっている。

疫学 罹患率は60さい以上で3,6%と推計され、失明原因の第2位(1位は糖尿病網膜症)である。

成因と病態生理 原発性、続発性ならびに先天性緑内障に分類され、前二者はさらに眼圧上昇のメカニズムからそれぞれ開放隅角緑内障(かいほうぐうかく)と閉塞隅角緑内障に細分される。このうち原発性開放隅角緑内障がもっとも多い。

視野障害と視力障害が起きる。また眼圧が急速に上昇する緑内障急性発作の場合には、眼痛、頭痛、嘔吐、霧視、充血などが起きる。

診断 眼圧検査、視野足底、細隙灯顕微鏡検査、眼圧検査などで診断する。

治療 薬物療法、レーザー治療もしくは手術療法により、眼圧を下降させる。

経過・予後 緑内障では中心視野が比較的最後もで残り、視野障害や視力低下を自覚するのはかなり末期になってからのことが多い。

白内障

2008 - 05/16 [Fri] - 16:39

 白内障(英cataract)
水晶体がさまざまな原因で混濁し、視力が低下する疾患である。

疫学 2001年には白内障に対して80万眼の手術が行われた。

成因と病態生理 加齢によるものが多いが、糖尿病やアトピーなどの全身性疾患や、虹彩炎、網膜色素変性症などの眼内疾患に併発したり、外傷や先天性に発病することもある。

症状 視力障害が徐々に起きる。まぶしく感じることもある。

診断 細隙灯顕微鏡検査で水晶体の混濁が確認できる。

治療 手術により混濁した水晶体を摘出する。

経過・予後 手術により視力が改善される。

麦粒腫

2008 - 05/15 [Thu] - 18:25

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

眼瞼縁の外分泌腺に生じる急性化膿性炎症の総称で、眼瞼縁の皮脂腺、汗腺、睫毛(まつげ)の毛嚢に生じたものを外麦粒腫と呼び、マイボーム腺に生じたものを内麦粒腫という。

疫学 俗に言う「ものもらい」でしばしばみられる。

成因と病態生理 起炎菌として黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌が多い。

症状 眼瞼の腫脹、疼痛、瞬目時の異物感、眼脂などである。やがて眼瞼縁に有痛性の腫瘤様病変を生じ、濃点がみられるようになる。

診断 特有の症状で診断する。

治療 抗菌薬の点眼と眼軟膏の塗布を行う。濃点がはっきりしている場合には穿刺または小切開を加えたほうが治癒は早い。

経過・予後 通常は1週間以内の投薬で治癒する。

角膜炎

2008 - 05/14 [Wed] - 19:50

角膜炎
 眼表面を形成する角膜上皮バリアに炎症を起こした疾患である。
疫学 角膜上皮が外傷やコンタクトレンズ着用などで障害されると細菌、真菌、アカントアメーバなどの数々の病原体によって感染が生じる。

成因と病態生理 細菌ではグラム陽性菌と陰性菌は5:1の比率で原因菌となり、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、モラクセラ、緑膿菌がおもな起炎菌である。真菌感染は、外傷によって起きる糸状球菌型と、ステロイド長期点眼中に起きる酵母菌型がある。ヘルペスウィルスは局所神経節に潜伏し、三叉神経ルートの介して再発性の炎症を起こす。単純ヘルペスウィルスは青壮年に小再発を繰り返し、帯状疱疹ヘルペスウィルスは高齢者に高度の遷延性炎症(せんえんせい)を起こす。

症状 眼痛、流涙が強く、眼脂はほとんどない、視力低下は病変が瞳孔領にある場合には強いがm角膜周辺部にある場合は低下しないこともある。角膜周囲結膜が毛様充血する。

診断 眼痛、流涙、毛様充血があり、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)で角膜混濁、角膜組織欠損血管進入などの所見を確認する。

治療 細菌性角膜炎には抗菌薬を点眼し、重症の場合には抗菌薬の全身投与や結膜下注射を追加する。真菌性角膜炎には抗真菌薬を点眼し、重症例には結膜下注射を追加する。ヘルペスウィルスには抗ヘルペスウィルス薬を点眼し、副腎皮質ステロイド薬を投与することもある。

経過・予後 適切な薬物療法で治癒するが、薬剤が反応しない場合や、角膜実質の障害が強く高度の瘢痕で混濁して視力が低下した場合には角膜移植を考慮する。

結膜炎

2008 - 05/14 [Wed] - 18:57

 眼の結膜に起きる炎症性疾患である。
疫学 アレルギー性結膜炎と感染性結膜炎がある。アレルギー性結膜炎は春から夏にかけて多い。
感染性結膜炎のうち、ウィルスによる結膜炎は院内感染が起こりやすい。

成因と病態生理 アレルギー性結膜炎は花粉などに対するアレルギー性炎症が結膜に及ぶもので、アレルギー性鼻炎に合併しやすい、感染性結膜炎はアデノウィルス8型などのウィルス、クラミジア、グラム陽性球菌などの細菌によって発病する。

症状 結膜充血、眼脂、流涙がみられるが、症状は原因によって差がある。

診断 アレルギー性結膜炎はかゆみが強く、季節性があること、アレルギー性鼻炎の併発などで診断できる。アデノウィルスによる結膜炎は検出キットで診断できる。クラミジア性結膜炎は大型濾胞が特徴である。細菌性結膜炎では膿性の眼脂があり、培養して細菌を同定する。

治療 アレルギー性結膜炎には抗アレルギー点眼薬を使用する。
ウィルス性結膜炎には伝染予防が重要で、手洗いを励行する。細菌の混合性感染があれば抗菌薬の点眼を行う。
 クラミジア性結膜炎、細菌性結膜炎には、抗菌薬の点眼を行う。

経過・予後 アレルギー性結膜炎は季節とともに軽快するが反復しやすい。アデノウィルス性結膜炎は3週間で自然治癒する。最初の1週間は伝染力が強い。クラミジア性結膜炎は難治性で2ヶ月の治療が必要である。細菌性結膜炎は適切な抗菌薬が使用されれば1週間以内で軽快する。

円形脱毛症

2008 - 05/14 [Wed] - 16:54

 おもに頭部に円形の境界明瞭な脱毛班を生じる疾患である。単発型、多発方、全頭型、汎発型(はんぱつがた)に分類できる。
疫学 人口の1~2%に発症し、約1/4は15歳以下の小児である。約2割は家族内で発生し、発症しやすい遺伝的素因がある。

成因と病態生理 毛組織に対する自己免疫機序が考えられている

症状 脱毛

診断 男性型脱毛症、分娩後脱毛症、薬剤による脱毛など、ほかの原因による脱毛症と鑑別する。

治療 自然治癒も多く経過を観察することが重要である。中等症や重症例では副腎皮質ホルモン薬などで治療する。

経過・予後 放置しても数ヶ月で自然に治癒することが多い、再発することも多い、約40%は再発する。

蕁麻疹

2008 - 05/13 [Tue] - 20:47

 蕁麻疹は局所の発赤、かゆみを伴う膨疹で、数分から数時間後に跡形なく消失する一過性の表在性、局所性の真皮上層の浮腫である。1ヶ月以内に消失するものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上続くものを慢性蕁麻疹という。

 成因と病態生理
 蕁麻疹を起こす原因は、食物、薬物、吸入原、感染、物理的刺激、心因など多岐にわたる。発生メカニズムは、①IgEを介するⅠ型アレルギー、②補体活性化を介する肥満細胞(マスト細胞)からの化学伝達物質遊離、③非特異的刺激による化学伝達物質遊離、④アスピリンなど非ステロイド抗炎症薬などによる。

症状 皮膚の発赤、かゆみが先行し、その部分に丘疹状膨疹を生じ、線状、円形、地図状に拡大し数時間のうちに消失する。

診断 臨床経過、皮疹の性状から診断する、アレルギー機序を疑うときには、アレルゲンを調べる。

治療 抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を投与する。原因が分かるときには、それを回避する。
経過・予後 急性蕁麻疹は原因がなくなれば消失する。原因不明の慢性蕁麻疹は長時間にわたることが少ない。

用語の解説など。

2008 - 05/12 [Mon] - 22:47

疫学(えきがく、Epidemiology)の定義は諸説あり、国際的な合意は得られていない。

国際疫学学会の定義は「特定の集団における健康に関連する状況あるいは事象の、分布あるいは規定因子に関する研究。また、健康問題を制御するために疫学を応用すること。」である
  疫学辞典第3版より

既往歴
現在の病気にかかる前の体の状態や、かかった病気の記録のことをいいます。入院暦、手術暦なども含む。


罹患率(りかんりつ)(incidence)

集団における疾病発生を表す基本的な方法として罹患率と有病率(prevalence)とがあります。罹患率は、特定の期間内に集団に新たに生じた疾病の症例数を割合として示すもので、「発生率」という訳語が使われることもあります


アトピー性皮膚炎

2008 - 05/12 [Mon] - 22:08

アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis)
 多くは乳幼児期に乳児湿疹として発症し、年齢が進むとともに異なった皮膚症状を呈する広範囲の湿疹性皮膚疾患である。

疫学 罹患率は学童で6~8%、一般人口で1~3%である。

成因と病態生理
 成因は不明である。アレルギー性鼻炎や気管支喘息との合併が多いこと、血清IgE値が高いこと、特異的IgE抗体が存在することなどから、I型アレルギー機序の関与が考えられている。

症状 季節変動があり、冬から春にかけて悪化することが多い、年齢によって症状に差異がある。
①乳幼児期(3歳頃まで) 顔面、頭部に紅斑、丘疹が出現し、頸部や体幹、四肢へと拡大する。湿潤傾向が強く、痂皮を伴う。
②幼小児期(4~10歳頃) 湿潤傾向は減弱し、完走傾向を示す、頸部や関節窩などに苔癬化局面ができる。
③思春期、成人期 思春期までに軽快する症例が多い。皮疹は乾燥傾向が強く、関節窩に苔癬化局面が限局していることが多い。

診断 特徴的な皮膚症状、家庭内発症などで診断する。

治療 日常の生活環境や全身の清潔を保つことが大切である。薬物療法としては、保湿剤やステロイド外用薬を適程使用し、必要に応じて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などを内服する。

経過・予後 本体は思春期頃までに軽快するが、成人まで持ち越すことや、成人で発症あうることもある。

接触性皮膚炎

2008 - 05/12 [Mon] - 20:38

接触性皮膚炎 かぶれと俗称で呼ばれる。
 外来性の物質の接触によって生じる皮膚炎をいう。金属、植物、果物、日用品、化粧品、衣料品など日常の生活で接触しうるほとんどすべての物質が接触減となりうる。

疫学 発生頻度は高い。

成因と病態生理 接触減そのものが皮膚障害性をもっている場合と、免疫学的に感作されて発祥する場合がある。

症状 急性期には、接触部位にかゆみ、紅斑、浮腫を生じ、紅色丘疹、漿液性丘疹。慢性期になると、それぞれの個疹が癒合して浸潤病変、苔癬化病変(たいせんかびょうへん)に移行する。

診断 特徴的な皮膚所見から診断する。

治療 接触減を洗い流し、局所を清潔に保つ、症状に応じて、副腎皮質ステロイド薬、亜鉛華単軟膏などを塗布する。かゆみの防止には抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を投与する。

経過・予後 経過は良いが、接触原を特定して回避しておかないと再発する。

月経異常

2008 - 05/12 [Mon] - 15:19

 月経異常としては、①初経や閉経の時期が異常である思春期早発症、早発閉経、②月経周期の異常として頻発月経、希発月経、無月経、③月経量の異常として過多月経、過少月経、④さらに月経に随伴する症状の強い月経困難症などがある。

疫学 思春期早発症、原発性無月経、早発閉経は、続発性無月経に比較すると頻度的には少ない。頻発月経、希発月経、無月経は、卵巣機能が不安定な思春期や更年期に多い、子宮筋腫に伴う過多月経は40代に多い。

成因と病態生理
 卵巣機能の不安定、子宮筋腫や子宮内膜炎症に続発する場合、あるいは機能性月経困難症などが成因としてあげられる。

症状 月経の周期、頻度、量などに異常がある。月経困難症では下腹部痛や腰痛を伴うことがある。

診断 初経年齢、月経周期の正順性、月経血の量、月経随伴症状、不妊症の有無などを医療面接で確認する。子宮筋腫や子宮内膜症の診断には、超音波検査、CT、MRI検査などを行う。

治療 症状に応じてホルモン療法を行う。子宮筋腫で過多月経や月経困難症のツ佳おい場合には、手術を考慮する。

経過・予後 子宮筋腫などが原因になっている場合には、原疾患を治療すれば改善する。

更年期障害

2008 - 05/10 [Sat] - 20:55

(更年期障害 英:menopause または postmenopausal syndrome, PMS)
 生殖期から生殖不能期への移行期である更年期に現れる不定愁訴症候群をさす。主に閉経期前後の45~55歳ころの女性。

成因と病態生理  自律神経異常、あるいは心因性によって発症する。性腺機能の変化が視床下部の神経活動に変化をもたらし、神経性代謝性のさまざまな生体変化を起こすことによると考えられている。

症状 不定愁訴として、ほてり、のぼせ、発簡、冷え症、頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、しびれ、知覚麻痺、肩こり、腰痛、頻尿、疲労感、食欲不振などの多岐にわたる。いずれも自覚症状で他覚症状はみられない。

診断
①臨床症状 更年期に多彩な不定愁訴がある。
②心理テスト 神経症、うつ病、ヒステリーなどと鑑別する。

治療 エストロゲンと少量のアンドロゲン、自律神経薬、向精神薬、漢方薬などが使用される。心理療法を行うこともある。

経過・予後 愁訴は多いが、予後は良好

解説 不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態を指す。

乳癌

2008 - 05/10 [Sat] - 11:19

 乳癌(英Breast cancer)とは、乳腺に発生する癌である。現象している子宮頸癌と異なり、乳癌は増加している。その理由として、食生活の欧米化、ことに死亡摂取量の増加があげられる。

成因と病態生理
乳癌は、家庭内の乳癌患者がいる、未婚・未産婦、初産が30歳以上、閉経年齢が55歳以上、肥満女性に多い、好発年齢は45~50歳であるが高齢化傾向にある。西側諸国では女性のおよそ10%が一生涯の間に乳癌罹患する機会を有する。
 組織型では、乳頭線管癌、充実腺管癌、硬癌の3型が90%を占める。腫瘍の大きさ、腋窩リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無で臨床病期が決定される。

症状 腫瘤を触れる。乳頭分泌や湿疹様びらんをみることもある。

診断
① 視診、触診  腫瘤を触知する。
② 画像検査  マンモグラフィ、超音波検査、CT検査、MRI検査で腫瘤を検出する。
③ 分泌物細胞診、組織診  生検、穿刺細胞診(せんしさいぼうしん)、外科的切除で病理学的診断を行う。
④ 腫瘍マーカー  CA15-3、CEA、TPA、BCA225、NCC-ST439などが参考になる。

治療 手術が基本である。抗癌薬、ホルモン薬を使用することもある。

経過・予後 癌が局所に限局したⅠ期では90%の5年生存率であるが、遠隔転移したⅣ期では15%と悪くなる。

子宮体癌

2008 - 05/08 [Thu] - 13:46

 子宮体(子宮内膜)から発生する癌である。子宮癌全体の5%とされてきたが、平均寿命の延長や食生活の欧米化に伴い、最近では子宮癌全体の30%をこえてきている。患者の平均年齢は58歳で、患者の役75%は閉経後婦人である。

成因と病態生理 未婚、不妊、閉経後、初婚・初妊年齢が高い、妊娠回数・出生児が少ない、30歳以上の月経不規則、卵胞ホルモン服用者、などの婦人に発病率が高い。

 子宮体癌には、腺癌、扁平上皮癌、混合型、未分化型がある。

症状 不正性器出血、過多月経、異常帯下、疼痛などがあらわれる

診断
①臨床症状 不正性器出血は子宮体癌の必発症状である。
②細胞診、組織診 子宮内膜に細胞診や組織診で異常細胞を認める。
③画像検査 内視鏡検査、超音波検査、CT検査、MRI検査などで腫瘍を診断する。

治療  子宮頸癌と同様に、局所療法として手術療法、放射線療法(腟内照射、外部照射)、全身療法として抗癌薬を使用する化学療法があり、癌の進行度や患者の全身状態に応じて単独もしくは併用して治療が行われる。

経過・予後 癌が局所にとどまり、かつ組織型が腺癌の場合に5年生存率が90%を超えるが、進行するにつれ予後が悪くなる。

子宮頚癌

2008 - 05/07 [Wed] - 20:37

 (子宮頚癌、Cervical cancer)
子宮に発生する癌のうち、子宮頸部に初発するものを子宮頸癌という。全子宮癌のうちの90~95%で、女性の性器腫瘍のうちでもっとも多い。わが国での年間罹患数は約16,000人程度で、年間4,500人近くが死亡している。好発年齢は40~60代で50台がもっとも多い。

成因と病態生理 初交年齢の早い者、複数の性的パートナーがいる者、配偶者が包茎である婦人などで発生頻度が高い。子宮頸癌の発病には、人乳頭腫ウイルス(human papilloma virus;HPV)との関連が示唆され、とくにHPV16や18型感染が関連している可能性が高い。
 子宮頸部の組織型には扁平上皮癌、腺癌、混合型があるが、扁平上皮癌がもっとも多い。

症状 初期には自覚症状がないが進行すると、不正性器出血、接触出血、帯下などがみられる。末期では疼痛が出現する。

診断
①臨床症状 不正性器出血などが発見の糸口になる。
②内診  触診による内診や腟鏡診による視診で腫瘤を診察する。
③画像検査  内視鏡検査、超音波検査、CT検査、MRI検査などで腫瘍を診断する。
④腫瘍マーカー SCC、CA72-4などが参考になる。
⑤組織診断  病理診断で癌細胞を確認する。

治療
局所療法として手術療法、放射線療法(腟内照射、外部照射)、全身療法として硬癌薬を仕様する下顎両方であり、癌の進行度や患者の全身状態に応じて単独もしくは併用して治療が行われる。

経過・予後 狩猟が局所に限局したⅠ期では5年生存率が80%をこえるが、全身に進行したⅣ期では20%を切っており、腫脹の広がり、あるいは組織型(腺癌、混合型の予後は悪い)によって予後が左右される。

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