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水痘・帯状疱疹

2008 - 04/24 [Thu] - 14:34

水痘と帯状疱疹はともに水痘・帯状ヘルペス(帯状疱疹)ウイルスによって発病する感染症である。水痘は感染症法、5類感染症。

疫学 水痘はほとんどが小児期に感染し発症する。帯状疱疹は高齢化に伴って一生の間に7~8人に一人の割合で罹患する。

成因と病態生理 水痘・帯状ヘルペスウィルスに初感染すると、急性丘疹性疾患が発症し、これが水痘である。水痘が治癒した後、ウィルスが神経節に潜伏感染し、再活性化によって発症するのが帯状疱疹である。再活性化は血液疾患、癌、膠原病などの際に起きやすい。

 感染は水痘患者の上気道粘膜および皮膚水痘内容液、帯状疱疹患者の皮膚水疱内容液からの飛沫や直接接触によっておきる。

症状
①水痘:水痘・帯状ヘルペスウィルスに感染すると、10~20日間の潜伏期をおいて、発熱と皮疹が出現する、皮疹は紅色丘疹⇒水痘⇒膿疱⇒痂皮(かひ)の順に変化する。
②帯状疱疹:三叉神経節や脊髄後根神経節などに潜伏感染した水痘・帯状疱疹ヘルペスウィルスが、宿主の免疫能が低下したときなどに再活性化せれると、神経節の趾は領域の皮膚に、神経の走行に一致して帯状の水疱をつくり、発疹の発言とともに当該神経の神経痛を伴う

診断 臨床症状、水疱内容液などからウイルス分離、固定、ウイルス抗原検査、血清中のVSV特異抗体検査、PCR法によるウイルス抗酸の検出などで診断する。

治療 小児の水痘には解熱約や抗ヒスタミン薬の投与、石炭酸亜鉛華リニメントの外用など対症療法を行う。中等症以上の抗ウイルス薬(アシクロビル)を問う投与する。疼痛に対しては非ステロイド系抗炎症薬を使用する。

経過・予後 水痘は免疫能に異常がなければ予後は良好である。ただし潜伏感染して、再活性化することがある。免疫不全症の患者や新生児に重症水痘が発病すると予後は不良である。
 帯状疱疹は予後は良好であるが、疼痛が数ヶ月~数年にわたって残ることがあり、交感神経節ブロックなどペインクリニックが必要になる。

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単純ヘルペス感染症

2008 - 04/18 [Fri] - 01:09

単純ヘルペスウイルスによる感染症で、1型(HSV-1)と2型(HSV2)の感染症がある。

疫学 HSV-1は1~3歳で初感染することが多く、学童以降の抗体保有率は30~35%程度である。HSV-2は性行為によって感染することが多い。

成因と病態生理 HSV-2による初感染の潜伏期は2~20日で、唾液や患部の直接接触で感染する不顕性感染が多いが、感染部位の皮膚や粘膜を支配する知覚神経終末から軸索に沿って進入し、知覚神経節に潜伏する。

症状 
①HSV-1感染症 主として後腔粘膜に感染し、発感染の場合は歯肉口内炎や髄膜脳炎を起こす。再活性化の場合は潜伏感染していた神経節の支配領域の皮膚にヘルペスを生じる(口腔ヘルペスなど)
②HSV-2感染症 主に性行為で感染し、精器ヘルペスを起こす。

診断 ウィルス分離・固定、ウィルス抗原抗体検査、遺伝子検査などで診断する。

治療 抗ウィルス薬(アシクロビル、ビタラビンなど)を局所もしくは全身に投与する。

経過・予後 免疫能に問題がなければ予後は良好であるが、しばしば再発する。中枢神経感染症や、免疫不全患者または新生児に感染した場合には予後が不良である。


一般に症状の現れる感染を顕性感染といい,症状が表れない感染を不顕性感染といいます.

流行性耳下腺炎

2008 - 04/18 [Fri] - 00:21

流行性耳下腺炎
 ムンプスウイルスが原因で耳下腺が腫脹する疾患で、俗に おたふくかぜ と呼ばれる。感染症法5類感染症

疫学 学童が主体に発病するが、約15%は思春期から成人で発病する。感染しても症状が出ない場合もある。しかし、成人が感染すると症状が重い場合が多い。

成因と病態生理 飛沫感染で気道から進入したウイルスが粘膜下組織で増殖した後にウイルス血症を起こし、唾液腺、髄膜、生殖腺、膵臓などに撒布されて発病する。

症状 2~3週間の潜伏期のあと、発熱、耳下腺腫脹が起きる、合併症として、髄膜炎、膵炎、精巣上体炎、精巣炎、などを起こすことあがある。

治療 耳下腺のシップ、アスピリン投与など、対症療法を行う。

経過・予後 発熱は数日で軽快し、耳下腺腫脹は約1週間で消退する。予後は良好であるが、すい巻く炎を合併したときには難聴、 精巣炎・精巣上体炎を合併したときには赴任の原因になることがある。

風疹

2008 - 04/13 [Sun] - 23:03

風疹ウィルス

風疹(ふうしん、英Rubella)
風疹ウィルス感染によって発症する急性発疹性感染症で、2~3日で軽快するので、俗に 三日ばしか ともよばれる。妊娠中に風疹に罹患すると、胎児に奇形などを起こす危険性があり注意が必要である(先天性風疹症候群)。感染症法 5類感染症

疫学 小学生の低学年に多く、ときに成人でも罹患する。5年ごとに大流行しているが1999年には約5,000人と減少している。

成因と病態生理 気道から飛沫感染して上気道粘膜でウィルスが増殖し、所属リンパ節での増殖を経てウィルス血症を起こし、前進に散布されて諸臓器で二次増殖が起こり、発病する。

症状 14~21日の潜伏期を経て、発疹、発熱、リンパ節腫瘍が出現する。発疹はバラ紅色の斑状丘疹で、顔、耳後、頸部、体幹、四肢の順で出現する。三日前後で消退する。発熱は発疹と同時にみられ、2~3日で解熱する。発熱は軽く、無熱のことも多い、リンパ節腫脹は発疹が出現する数日前から認められ、3~6週間で消失する。頸部、耳後部に多いが、全身のリンパ節が腫脹しうる。

診断 典型的な臨床症状から診断。血清学的検査で抗体価の上昇がある。

治療 特異的な治療法はなく、安静にして栄養、水分を補給する。
弱毒性ワクチンによる予防が重要である。

経過・予後 予後は良好であるが、まれに関節炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの合併症を起こす。


麻疹 

2008 - 04/11 [Fri] - 23:56

麻疹ウィルスの感染によって発症する熱性発疹性疾患。感染症法5類感染症。

疫学 主として3歳以下の乳幼児に発病し、年間に数万人が発病し、数十例が死亡している。

成因と病態生理 ウィルスが上気道粘膜に進入して増殖し、所属リンパ節での増殖を経てウィルス血症を起こして全身諸臓器に至り、そこで二次的な増殖が起きて発症する。

症状
①潜伏期:10~12日
②カタル期:発熱、咳、鼻汁、結膜炎で発症し、発病後2~3日に口腔頬粘膜にコプリック班と呼ばれる周囲が赤い小さな斑点が出現する。
③発疹期:発症後3~4日にいったん解熱するが、再び高熱が出て、耳後部、頸部から次第に全身に斑状の丘疹性発疹が出現する。
④回復期:2~3日の高熱が続いたのち、急速に解熱し、発疹が消退する。

診断 典型的な臨床症状から診断できる。血清学的検査で血清抗体価が上昇がある。

治療 特異的な治療法はなく、安静にして、栄養や水分を補給し、発熱には解熱薬をしようする。
 生後12~90ヶ月の間に弱毒性ワクチンを摂取すると、麻疹に対する免疫が成立する。

経過・予後 予後は良好であるが、約10%に肺炎、中耳炎、下痢、脳炎などの合併症が起きる。

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