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アルコール依存症

2008 - 06/08 [Sun] - 23:40

 日常の生活習慣として反復してアルコール飲料を摂取しているものが、いつものようにアルコール飲料を摂取したいという抵抗しがたい欲求を感ずるようになっている状態。

疫学 アルコール飲料の消費増加とともに増加傾向にあり、約210万人の患者がいると推定されている。
成因と病態生理 アルコール飲料の常用がきっかけとなる。

症状 アルコール飲料摂取に対する精神的、身体的欲求が強い

診断 アルコールの常用暦を確認する。

治療 断酒が必須である。断酒すると離脱症状として、手指などの振戦、発汗、悪寒、起立や歩行などの困難、不眠、不安、抑うつ、脱力などが現れるが、本人を取り巻く周囲の人々の協力を得て断酒を励行させる。

経過・予後 断酒率は20~30%と低い。断酒した場合の予後は良い。

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うつ病

2008 - 06/08 [Sun] - 20:26

 うつ病は、統合失調症と対置される2大精神疾患の一つであり、気分、思考、意欲の面における変調を主徴とするものである。
疫学 平均発症年齢は20代後半~30代で、中高年での初発も珍しくない、有病率は人口の2,2~3,5%とされる

成因と病態生理 確定はされていないが、セロトニンやノルアドレナリンなどによる神経機能の低下が関連している可能性が高い

症状 抑うつ気分、興味や喜びの喪失、焦燥または制止、易疲労感や意欲低下、無価値観や罪責感、思考力や集中力の減退、自殺念慮や企図、食欲や体重の異常、睡眠障害、以上の9つのうち5つ以上の症状が2週間以上、同時に存在する。病相期間以外には、寛解状態となり病前の状態や人格水準を回復し、残遺状態を呈することがない、また、意識障害、著名な記憶障害や知覚障害を呈することはない。

診断 うつ状態を適切に把握することが大切で、患者本人だけでなく病前のその人をよく知る家族などからの客観的な情報が必要不可欠である。うつ状態は一時でなく、2週間以上持続することも診断に重要である。なお、脳腫瘍など気質的疾患、薬物によるもの、統合失調症、神経症などを鑑別しなければならない。

治療 患者や家族の話をよく聞き、患者の悩みに共感することがまず大切である。治療は支持的精神療法と、抗うつ薬を主体とした薬物療法を併用する。

経過・予後 うつ病エピソードは通常3ヶ月から6ヶ月持続し、予後はよいが、再発することが多い。

総合失調症

2008 - 06/03 [Tue] - 13:59

総合失調症(精神分裂症<2002年より総合失調症と呼称が改められた>)
 代表的な内因性の精神疾患であり、意識清明であるにもかかわらず現実見当が障害され幻覚や妄想を生じるほか、意識低下や感情表出の障害、行動の遅さなどの症状を呈する疾患である。

疫学 思春期から青年期に初発することが多い。生涯有病率は約1%であり、地域・文化による差はない。

成因と病態生理 発病機序としては「脆弱性-ストレスモデル」が受け入れられている。脆弱性とは個人のもつ素因で、脳機能と心理機能に表れる発病・再発しやすさのことをいい、脆弱性が高い個人はストレスにさらされると発病しやすいとされる。

症状 発症に先行して身体・感情・知覚・対人関係の歪みや不調和などの前駆症状が認められることがある。顕在的発症に伴い、幻覚・妄想や自我症状(つつ抜けや、させられ体験)などの精神病症状、行動や思考のまとまりのなさや興奮・滅裂・昏迷などの解体症状(以上の2つを陽性症状)、思考や会話の生産性・快感情・意欲・意志機能の減弱・消失などの陰性症状が生じる。

診断 診断基準として、①特徴的症状:A 妄想、B 幻覚、C 解体した会話、D ひどく解体した、または緊張病性の行動、E 陰性症状、すなわち感情の平板化、思想の貧困、または意欲の欠如、②社会的または職業的機能の低下、③障害の持続的な徴候が少なくとも6ヶ月間存在する、などがある。

神経症

2008 - 06/02 [Mon] - 16:50

神経症
 不安がきわめて強かったり、恐怖感にあおられたり、何かをしなくてはすませられない強迫観念などがある精神状態を神経症という。従来の神経症はWHOのICD-10(1993)「精神と行動の障害」によると、神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害という大枠でくくられ、米国精神医学会のDSM-Ⅳ(1994)では不安障害、身体表現性障害、虚偽性障害と解離性障害に4分割されている。
疫学 プライマリ・ケアで内科を受診した患者の6~20%は神経症というWHOの調査がある。

成因と病態生理 原因は不明である。

症状 特定の精神症状(不安、恐怖、強迫、ヒステリー、心気、抑うつ、離人)が認められる(現象記述的概念)。症状が身体的愁訴であっても、自律神経症状程度で器質的な身体所見は見出せない。重篤な精神症状がなく、現実吟味力を保持し病識がある点が精神病圏と異なる。症状の背景に心理的情緒的性格的要因が認められる。症状は相当期間(数ヶ月~数年)続き、著しい苦痛を自覚し、日常生活に支障をきたす。

診断 DSM-ⅣかISD-10による操作的診断基準に照らして行われる。ポイントは、①日常生活にあって仕事や人間関係に支障がみられ、②いわゆる欲求がみたされない状況にある、③問題解決を避け、④症状があるから支障をきたしていると訴える、⑤そのほかの日常生活に支障がみられない、といったことである。心理テストや生活テストも行われる。

治療 薬物療法として抗不安薬、抗うつ薬を投与する。不安が強い場合、症状のうち自立神経系、随意筋緊張には抗不安薬が有効で、脅迫的な観念や知覚過敏には抗うつ薬が有効である。
 精神療法では未解決欲求問題が明らかでない場合には、患者側に立脚した「支持的精神療法」を用いる。高層化された症状には「認知行動療法」を行う。現実問題の処理がむずかしい例では、「森田療法」(対人恐怖、慢性疼痛など)、人格障害を伴う例では精神分析的精神療法により人格の再構成を行う。

経過・予後 治療が長期にわたるので、あせらず、長期的な視点で見守っていくことが大切である。

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